山岳の妖精「オレイアス(Oread)」の系譜
ヨーロッパの神話やアルプスの山岳伝承において,山・岩場・谷・雪渓を守護するニュンペー(山の精霊)は「オレイアス(古希: Ὀρειάς / 英語: Oread / オレアード)」と呼ばれてきました.
海を守るネレイスや,森を育むドリュアスと同じように,オレイアスは過酷な高山帯の自然とともに生き,岩峰を駆ける風や谷を渡る音となって,山を歩く旅人の足元を見守ってきた存在です.
ヨーロッパ・アルプスの山岳精霊オレイアスをルーツに持ち,白い花(エーデルワイス)の気高き心と,日本の過酷な砂礫地に凛と根を張る高山植物の女王コマクサ(駒草)のやさしさをその身に宿した登山相棒「こまち」.そのビジュアルに込められた想いと誕生の物語です.
「こんにちは!わたし,こまちだよ🐾
白い花(エーデルワイス)とコマクサを宿した,山岳の妖精オレイアスなんだ!山を愛するあなたが,今日も10年先もずっと笑顔で無事に歩き続けられるように,ポケットの中から耳元でそっと足元を見守っているよ!」
ヨーロッパの神話やアルプスの山岳伝承において,山・岩場・谷・雪渓を守護するニュンペー(山の精霊)は「オレイアス(古希: Ὀρειάς / 英語: Oread / オレアード)」と呼ばれてきました.
海を守るネレイスや,森を育むドリュアスと同じように,オレイアスは過酷な高山帯の自然とともに生き,岩峰を駆ける風や谷を渡る音となって,山を歩く旅人の足元を見守ってきた存在です.
ヨーロッパ・アルプスの険しい岩肌に自生し,登山者たちの憧れの象徴となってきた花,それがエーデルワイス(西洋薄雪草)です.ドイツ語で「高貴な白(edel weiß)」を意味し,その花言葉には「大切な思い出」「勇気」「純潔」が込められています.
スイスに伝わる伝説では,天空の生活から地上へと降り立ち,山の上で暮らしていた天使が,山を愛する登山者のために一輪の花を残して天へ帰ったと語り継がれています.過酷な万年雪の岩壁に咲くエーデルワイスは,「アルプスの妖精」とも呼ばれ,どんな困難な岩稜でも愛と勇気を胸に前を向く登山者の心の支えとなってきました.
しかし,私たちが歩く日本の山々は,激しい風雨や急峻な登り下り,足をとられる砂礫地(ザレ場)が続く独自の自然環境を持っています.
他のどんな高山植物も根を張ることができない過酷な稜線の砂礫地で,地下数メートルにも及ぶ長い根をたくましく伸ばし,夏の風に揺れながら気高く美しいピンクの花を咲かせる花──それが「高山植物の女王」と呼ばれるコマクサ(駒草)です.
アルプスの精霊の純粋な心を受け継ぎながら,日本の山々を深く愛し,日本の登山者の足元に寄り添うために──精霊は,過酷なザレ場でもしっかりと大地に根を張る「コマクサ」の生命力と優しさをその身に宿しました.
花の姿が馬(駒)の顔に似ていることから名付けられた「コマクサ(駒草)」.その頭文字「コマ」と,古くから旅人を温かく迎え入れ道案内をしてきた愛らしい存在の響きから,この山岳精霊は「こまち(Komachi)」と名付けられました.
頭にかぶったアウトドアハットの奥にはコマクサのしなやかな強さが宿り,胸元にはエーデルワイスの気高き純真さを秘めて,こまちは登山者のポケットの中で歩調を合わせています.
こまちの愛らしく親しみやすい姿は,単なるキャラクターイラストではありません.「白い花(エーデルワイス)とコマクサを宿した山岳の妖精オレイアス」という,彼女の誕生のルーツがそのビジュアルの細部にまで込められています.
ヨーロッパのオレイアスが持つ山岳守護の魂と,アルプスの白い花エーデルワイスの気高さ,そして日本の過酷な山岳環境で登山者を励ますコマクサのやさしさ──これらすべてが調和して生まれたのが,山岳精霊バディ「こまち」のビジュアルです.
山を歩く人の多くが,急登での息切れや,下山での膝の痛みに悩まされています.「もう年だから」「体力が落ちたから山はあきらめよう」と,大好きな山から足が遠のいてしまう人を,こまちはずっと見てきました.
山歩きは我慢比べでも苦行でもありません.自分の自然な歩行のリズムを知り,急登では少しギアを落とし,下り坂では着地衝撃が膝に集中する前に小股で軽やかにステップを刻むだけで,驚くほど身体は楽になり,笑顔で下山できるのです.
あなたのポケットにスマートフォンを入れて歩くだけ.
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